人間の毛細血管の太さは1000分の7mm(7ミクロン)しかありません。しかし、そこを流れる赤血球や白血球はそれよりも大きく赤血球で8ミクロン、白血球は10~25ミクロンもあります。そこは良くできているもので、赤血球や白血球には柔軟性があり、毛細血管に入る時は身をよじってうまくすり抜けています。でも、偏った食生活やストレスが作用するとこの機序がうまく働かなくなります。例えば肉や糖分を取りすぎると赤血球の膜が分厚く硬くなり柔軟性が低下します。

白血球はそもそも侵入した異物や病原体に粘着して攻撃します。しかし、ストレスや喫煙の刺激が加わると活性化して粘着作用が暴走し、白血球同士がくっつきます。

血小板は2~3ミクロンなので楽に毛細血管を通れますが、お酒の飲み過ぎやケーキなど甘い物の食べ過ぎで糖分過多になると凝集を起こします。

では、血流を良くしてサラサラ血液でいるには何が良いか?その一つが適度な運動、特に有酸素運動です。有酸素運動とは負荷の低い運動をリズミカルに継続する運動です。ジョギングはその代表的なものです。筋肉には速筋と遅筋がありますが、有酸素運動ではスタミナに優れた遅筋が主に働いてくれます。酸素をたくさん取り入れ、運動時のエネルギー源として脂肪を燃焼するのが特徴です。エネルギー源の酸素や脂肪を遅筋に運ぶのは血液です。

遅筋を動かし続けるために絶えず血液を送り込む必要があるので、心臓は心拍数を上げます。よって血液循環が良くなり老廃物なども流れ、サラサラした血液になっていきます。

また、人間の身体には脂肪や糖質などのエネルギー源を貯める貯蔵とそれを運動に用いる燃焼という働きがあります。燃焼より貯蔵が優位になりすぎると当然太りやすくなります。

有酸素運動を続けるとホルモンや自律神経の働きでやがて貯蔵より燃焼が優位になってきます。

ダイエットのために運動を始めたところ、最初の一ヶ月位はなかなか体重が落ちなかったのに、ある時点からストンストンと体重が落ちていったという経験のある人もいるかと思いますが、それはこういう身体の機序の表れだと思います。

有酸素運動を行うために、より多くの血液が供給され血流が促進されると、遅筋を囲む毛細血管の壁が押され、これがきっかけになり休止していた毛細血管が復活したり、新しく増えたりします。これにより血圧が正常域で安定する要因にもなります。血中の中性脂肪、血糖値も落ち着いてきます。

いっぽう高血圧は悪玉コレステロールを動脈壁に押し付け動脈硬化の要因になります。

このような機序から適度な有酸素運動の継続が、サラサラ血液を生み高脂血症や糖尿病といった生活習慣病の予防にもなっていきます。

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oneteam

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