鍼治療の効果

鍼治療について概論ですが、ご説明します。

まず、鍼というと「痛いのでは?」とか「恐い」というイメージを持つ人も多いと思います。

おそらく注射針や裁縫の針を連想するからではないかと思います。

鍼治療で使う鍼の太さは0.16mm前後です。

これがどの位の太さかというと注射針が0.30mm~0.40mmくらいなので非常に細い事がわかると思います。

髪の毛よりちょっと太いかなという感じです。

鍼治療では独特の奥のほうで「ひびく」という感覚が出る事はありますが、痛みはあまりありません。

さて本題の「鍼治療の効果」です。

鍼治療が効果を示すおなじみの症状の多くは運動器系に起因するものが多く、つまり肩がこる、腰が痛い、足が張っているなどのような事です。

ただ、運動器系だけではなく、内科系の疾患にも適応します。

その一方で健康増進維持に寄与するとも言われています。

東洋医学には「未病治」といって「未だ病まざるを治す」という考え方があります。

病院で血液検査や尿検査などいろいろな検査をしても異常な数値は出ない。

だけど、「調子が悪い」ということがあると思います。

なかなか疲れがとれないとか、お腹の調子が悪い(便秘、下痢)とか、冷え症・・・、などなど。

病気という診断が出る前に体全体の調子を整える、あるいは抵抗力などをつけ、病気を予防するというような事です。

では個々の作用について触れていきます。

血管拡張作用

 鍼の刺激による神経の反射で血管が拡張され、血流が改善または増大します。これにより貯留停滞していた発痛物質などが減少、消失する事による鎮痛効果が期待できます。

鎮痛作用

「ツボ」など体表面の特定部位に鍼治療を施すと、その情報は脊髄を通じて上行し脳に伝わります。すると脳からの指令で、私たちがもともと持っている鎮痛物質である「内在性のモルフィン様物質」を放出させ、痛みの伝道路を遮断する事で鎮痛させます。

傾眠作用

 特定の部位の鍼治療により、ある種のサイトカインが生成・分泌され、これにより脳波上、α波が優勢になり徐波化が進み、やがて傾眠~催眠に至る事があります。つまり鍼の刺激によってリラクゼーション効果を期待できます。

摂食抑制作用

 耳に鍼を打つとダイエット効果があるという話を聞いた事がある人もいると思います。

耳の特定部位に施術すると鍼の刺激が脳に伝わり、摂食感が抑制され満腹感が促進される事があります。これにより体重減少を導きます。

内臓機能調節作用

 心臓血管系には血管拡張作用などによる高血圧症の改善、消化器系には胃腸平滑筋の活動改善などによる便秘や下痢の解消、腎臓排泄系には膀胱・尿管平滑筋活動を亢進させる事で排尿障害の改善、内分泌系には神経系を含む調節系を改善し、月経異常や更年期障害の軽減が期待できます。

投稿者

oneteam

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