8月26日(火)、目黒区が主催する「見守りサポーター養成講座」に参加しました。
これは目黒区が取り組んでいる【見守りめぐねっと】という、高齢者の見守りネットワークです。
日々の業務や生活の中で、「最近顔を見ないな」「少し様子が変だな」といった“ちょっとした気がかり”に気づいた際、お近くの地域包括支援センターに連絡することで、高齢者の皆様を地域全体でゆるやかに見守っていくという取り組みです。
鍼灸院には多くのご高齢の方がご来院くださいます。施術中にお話を伺う中で、私たちが「お客様の変化」、「地域の変化」に気づく機会は少なくありません。この「見守りめぐねっと」は、まさに鍼灸師が地域の一員として、施術以外の面でも貢献できる活動だと感じております。
包括支援センターの方とも当日は1対1でお話することができました。
また、お講座では目黒警察署の方から、最近急増している特殊詐欺についてもお話を伺いました。
本年は目黒区だけでも約7億円もの被害が出ているそうです。23区では170億円の被害だそうです。人口から按分しますと目黒区の被害額は23区内でも大きな額になります。
特に警察官を名乗って「あなたが事件に関わっている」などと不安を煽る手口が巧妙化しています。私たちは施術を通して、こうした危険性についても情報提供できる立場にあるかと思います。
地域に根差した鍼灸師として、目黒区の高齢者の皆様を支えていければと思っております。

